遠距離ヒーター

君への気持ちは
この汗と一緒に流れ落ちるよ
それくらいの距離

私の可愛い黒猫も
夏バテなの




誰でもいいのかな?
私も君も






火照る君に寄り添って
温度を確かめたかったな

「ひどい」って微笑ってくれるかな
ちゃんと濡らしてあげるよ
安心して眩暈して




いつだろう
経口投与されたよ
もうずっと
君が身体を巡るの




わからない
わからない
これに限って
いつまでも





連日の猛暑で
意識が正常に機能しないんだもの
嗚呼
汗が絶えず流れる





君の白い綺麗な肌が
日焼けするのを
想像してる